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Black and White

『BLEACH』を愛して止まない男・ほあしが漫画の話をします。当ブログに掲載されている記事の無断転載を固く禁じます。寄稿のご依頼などはhoahoahoashi@gmail.comまでどうぞ。

『週刊少年ジャンプ』2016年46号の感想

ジャンプ 感想

こんばんは。ほあしです。

BLEACH』完結以来、たいへん久々のブログ更新です。

BLEACH』が完結したことで更新を一旦止めていたわけですが、別にこのブログは『BLEACH』のことしか書いちゃいけないという縛りがあるわけでもなく、そもそもは私がマンガやアニメの感想をまとめて吐き出せる場として始めたものでした。ただ私のなかで『BLEACH』という作品の優先順位が極めて高く、またそれに対する反響もなかなか大きかったので、なし崩し的に「このブログは『BLEACH』の記事しか書かない」的な流れになっちゃってたというだけで。

で、『BLEACH』完結の衝撃も少しは和らいできたので、週一回のジャンプ感想だけでも再開しようかなと。もちろん『BLEACH』以外の作品の各話感想です。とはいえ掲載作品全ての感想を書こうというわけではなく、個人的にしっかり読んでいるほんの幾つかの作品にしぼったものになる見込みです。でなければたぶんキリが無くなってしまうので。そんなわけで、今後ともよろしくお願いいたします。

 

 

◆『僕のヒーローアカデミア』第111話「燻りビギニング」

 「ヒーロー公安委員会」なる行政組織の名前が登場しました。たしかこれが初出だったように思うんですが(既出だったらごめんなさい)、これ、とりあえず名前の類似から即座に連想されるであろう、実際の日本における「国家公安委員会」とは全く毛色の異なる組織と考えてよいかと。というのも、ヒーロー公安委員会の面々の一人が、警察庁のことを「うえ」と呼んでいるからです。実在の国家公安委員会は警察庁を管轄する上部組織ですから、組織構造からして正反対、まるっきり別物です。おそらくはヒーロー関連行政を担当する警察の下部組織であって、実際の公安のような強力な組織ではないのだと思います。たぶんこれとは別口で普通に国家公安委員会が存在しているんじゃないですかね、ヒロアカ世界の日本では。こういう「異能力者ありきで発展した現代社会の行政制度」描写、個人的には思考実験としてのSFめいた面白みも感じられてすごく好きです。

 閑話休題。本題の仮免二次試験ですが、敵役ギャングオルカの強襲に有精卵どもがどう対応するかという流れからのエンデヴァー周辺の掘り下げ回ですね。

 審査員たちとしては、「風」の夜嵐と「炎&氷」の轟という、制圧能力が極めて高い二人の協働でギャングオルカを止め、他の者を救助作業に集中させるという立ち回りを期待しているようです。冒頭の会議シーンで提示された「"群のヒーロー"で穴を補う」という今後のコンセプトそのものですね。

 で、肝心の本人らの動きはまあ最悪ですよね。というか、はっきり言えば「夜嵐くんが邪魔すぎる」という一点に尽きるわけですが。そもそも轟くんが巨大な氷塊で奇襲したのを夜嵐くんは強風で台無しにしたわけで、もうこの時点で意味が分かりません。「敵勢をまとめて氷漬けにしつつ、氷から逃れた者は強風で絡め取る」という立ち回りで十分制圧の目処は立ったはずですから、夜嵐くんは一体何がしたいのか分からないというのが率直な感想です。

 とはいえ、夜嵐くんは試験開始前から轟くんに突っかかっていましたから、何かよほど重大な(それこそ将来を左右する試験中にも辛抱が効かなくなるような)因縁などがあるのかな、きっとあるんだろうなと私は思っていました。

 ところが、です。夜嵐くんがエンデヴァーとその関係者に強烈な反感を抱いている理由は「ファンである自分のサインおねだりを素気無く断られたから」という、本当に幼稚極まりないものでした。たいへん残念ですが、こんな理由では、私は夜嵐くんには毛ほども同情できません。

 いやほんとに、こんなこと言われても「知らんがな」としか言いようが無いんですよね、読者としては。「その目からは ただただ冷たい怒りしか伝わってこなかったんだから!」などといかにもセンチメンタリズムに乗せて回想してますが、彼は「ヒーローは常にファンに愛想を振りまいてサインにも快く応じなければならない、これは最低限の義務である」とでも思っているのでしょうか。いや、うん、たぶん本気でそう思っているんでしょうね、「熱い心が人に希望とか感動を与える!」と真顔で主張しているくらいですから。きわめて個人的な理想を勝手に他人に押し付けて、それを果たそうとしない者・自分の理想通りに振る舞ってくれない者のことはひたすら軽蔑し、憎悪する。そういう身勝手な狭量さが、今回の夜嵐イナサの言動から透けて見えてしまっています。

 しかも、いま彼が悪意を向けている相手はエンデヴァー本人ですらなく、その息子なんです。「親への憎しみを子に返す」という行為の悍ましさについて、少なくとも現在の夜嵐くんは無自覚なようなんですね。自覚してやっているのだとすれば尚タチが悪いですが。そういう人間の口から「ヒーローってのは俺にとって熱さだ!」とか「エンデヴァーやその息子は冷たい怒りしか身のうちに抱えていない冷血野郎だ」とか言われても、何の説得力もないんですよね。「あっそれいわゆる同族嫌悪ってやつですか?」という感じです。

 とまあこんな感じで、夜嵐くんはもう人格面に問題がありすぎって点で試験ハネてよくないか、轟くんはマジで災難やったけどアホの言うことは気にせず前向きに頑張ってくれ、というような印象になってます。そこにデクが飛び込んで一喝したわけですが、さてこの衝突をどうまとめるんでしょうか。正直言って、私の中の夜嵐くん株が今後上昇する見込みはほぼ絶無ですが。

 あ、念のため言っておきますが、私は別にヒロアカアンチとかでは全く無いですよ。ただ今週の内容が、というか今週明らかになった夜嵐くんの人間性があまりにも幼稚すぎて「無理」となってるだけで、ヒロアカ自体は大好きです。

 

◆『火ノ丸相撲』第117番「大太刀高校と白楼高校」

 小関vs榎木の先鋒戦が決着です。最後の最後に"技"の差が勝負を分けましたね。vs白楼高校戦では全ての取組が格上との勝負になりますから、小関部長の敗北は非常に厳しい流れと言えます。というか、改めてこの漫画の感想とか「良さ」を書こうとすると、なんというかすごく難しいなと感じます。特に今週は試合の描写が最後の決着だけで、内容の大半が感想戦のようなかたちだったので典型的ですけど、『火ノ丸相撲』って基本的に、勝負の見どころとかアツさの勘所を全部丁寧に語ってくれてるんですよね。なのにその丁寧さが全然嫌味に感じないというのが凄い。

 たとえば今週は、名取さんや駿海さんが、先鋒戦の結果を受けた選手の変化やこの後の試合の動勢などをものすごく丁寧に解説してくれてるわけです。私たち読者はそれを読んで「なるほど、いま選手たちにはこういう動揺や思惑があるんだな、相撲という競技にはこういう駆け引きがあるんだな」というのが手に取るように分かる、だから面白い、という流れになっている。もちろん試合そのもののアツさというのが大前提としてあるわけですが、もうその点については言わずもがなですよね。「アツさ」に関しては百点満点で二億点取ってるような作品ですから問題ありません。こうした丁寧さは、ひとつには「相撲」という競技の奥深さが必ずしも人々に広く知られていない(ジャンプの主要購買層である若年層については尚更)ことに起因するのだと思います。多くの人が詳しく知らない競技であるがゆえに、解説に思いっきり力を入れることができるという。なんか今週の内容ではなく作品の構造の話になってしまってますが、まあ今回は二陣戦前のインターバルみたいなものでしたし良いですよね。

 二陣戦、蛍くんの相手である首藤くんはものすごい巨体の持ち主ですが、どう立ち回るんでしょうか。正直、メタ的な状況を見ればどう考えても蛍くんが勝つに決まってるでしょと思うんですが、格闘技ってあまりにも体格差がありすぎると本当に勝負にならなくなりますし、かといって相手は王者白楼ですから下手な変化も通じそうになく、どういう勝ち筋を考えているのか非常に気になります。まあ川田先生なら間違いなく最高の勝負を演出してくれるに違いないというのは確信しているので、そこの心配はしてないんですけども。

 

◆『鬼滅の刃』第34話「強靭な刃」

 最近にわかにその面白すぎるキャラクターが明らかになった(なにしろ一人で勝手に喋らせるだけでめちゃくちゃ面白い)善逸くんですが、先週から今週にかけては本当に格好良かった。「普段はビビり倒しだけど失神している間だけまともに戦える」というネタキャラ一歩手前の造型を、まさかここまで格好良く魅せてくれるとは思いませんでした。しかも今週はさらっと「善逸くんの師匠はかつて鬼殺隊最強の戦士だった」という情報まで明かされました。そういう人物から丁寧に指導を受けた善逸くんって、たぶんマジでめちゃくちゃ強いんでしょうね(少なくとも失神中は)。

 で、「霹靂一閃 六連」ですよ。神速の居合い斬り突撃を六連続で繰り出すというだけのことなんですが、六連続によって描かれるジグザグの軌道がまさに「霹靂」そのものです。この技は本来こう使うべきものなんじゃないかってくらい完璧にキマってますよね。しかもそこからの善逸くんのモノローグがまた泣ける。「夢を見るんだ」って、これたぶん失神中の善逸が夢想していることなんですよね。じいちゃんに教わった戦い方で人々を助ける強い自分を夢に見ながら、善逸くんは本当に戦っているんだという。個人的にこういうのに弱いんですよね・・・。こういうのってどういうのだよって言われるとちょっとうまく言語化できないんですが、ニュアンスとしては「夢」というものの儚さみたいなものを強調してくるようなアレというか、そういうやつに弱いんですよ。『BLEACH』でいうと涅が『"眠"計画』に懸けていた想いを知ったときみたいなあの感じに比較的近いやつです。ああいうのが大好きなんです。

 最後に蜘蛛一家のお父さんが登場して終わりですが、このお父さんの造型も非常に好きです。さっきまで善逸くんが相手取っていたのが「人面の蜘蛛」だったのに対して「蜘蛛面の人間」というシンプルな反転ですが、蜘蛛面が気持ち悪く見えるよう非常に多くの線を費やして描かれているのが分かります。節足動物特有の眼光やハエトリグモ的な毛むくじゃらがよく表れています。虫が苦手な人にはなかなかキツいのではないかなという気がするラストでした。

 

◆『左門くんはサモナー』第53話「左門くんは我慢に限界がある」

 「やはり、ついに、いよいよ、とうとう、満を持して、ようやく、この時が来てしまったのだな」という気持ちでいっぱいです。どこからどう見ても明白な、左門くんガチシリアス篇の導入回です。

 この作品については個人的に気になっていたことが一つあって、それは「左門くん世界には"天使"は存在するのか」という点なんですね。地獄に棲む悪魔や鬼たちはそれこそなんぼでも登場してくる本作ですが、神話におけるいわゆるライトサイドの存在、天の国に住む神や天使といったものは登場してないよなーと。いままでは、主人公であるてっしーの異常な「天使」「仏」っぷりを強調するために、あえて本職のライトサイド存在にはご退場願ってるのかな(本物の天使に出てこられたらてっしーの聖人っぷりが霞むので)という解釈でいたんですが、たぶん今回の流れをやるためにわざと天使を登場させなかったんでしょうね。左門くんの召喚術の使い方がいちいち堂に入っているというか実戦的すぎるというか、とにかく「能力バトル脳を異様に刺激しまくってくる」のも、やっぱり計算の内だったんだろうなと。

 それにしても、左門くんシリアス篇、そう遠くないうちに必ず来るだろうと半ば確信めいたものがあったんですが、これは想像以上に格好良く、またこの作品にふさわしい悪役が出てきてくれたなという感じです。

 信仰を試す悪魔マステマ。これ、言うまでもないことですが、「左門くんの同類にして対極にあたる存在」なんですよね。人間を誘惑して堕落へ導くという点では全く同じ(こう書くと左門くんってマジでクソ野郎)なんですが、その後に期待する結果が正反対です。左門くんは「誘惑に屈して己の欲望に正直に振る舞ってほしい」、マステマ「誘惑に打ち勝って人間の聖性を示してほしい」と考えているんですね。言い換えれば、お互いが人間存在に対して期待するものが排反の関係にあるという状態ですから、おそらくこの二人は絶対に相容れることはないのだと思います。「神に仕える悪魔」として必要悪に従事するマステマの信仰が折れるわけがありませんし、(メタ的な物言いになりますが)本作のタイトルロールであるところの左門くんが信念を曲げるということもまず無いでしょう。マステマがてっしーにこだわり、また九頭竜くんの生命が脅かされている限り、彼らは戦うしかないんですね。「欲」を奪われた九頭龍くんの悲痛さは本当に正視に耐えませんでした。

 最後に、空を渡るマステマがてっしーに語りかけた「俺(マステマ)を超えてくれ 天使ヶ原」「俺(マステマ)を踏み台に天国へ行っておくれ」という言葉について。

 ここではマステマは自分自身のことを「マステマ」と呼んでいるんですね。左門くんやネビロスとの会話での一人称は「俺(おれ)」だったのに、この変化はなんなのか。

 これ、たぶんマステマの非人間性を象徴するための言い回しなんですよね。彼が単に「俺(おれ)を超えてくれ」と言ってしまうと、マステマに対して読者やてっしーが抱く印象が一個の人格的存在に対するそれと同じ水準になってしまうんですよ。しかし、マステマ本人の口が、まるで「マステマ」というのが彼自身とは別物の独立した概念であるかのような言い回しをすることによって、「マステマ」という概念が一個の人格に留まらない「人間の信仰を問うための試練や苦難そのもの」としての印象を強く帯びるようになると思うんですよ。「マステマの本質は人格ではなく現象である」とでも言えば良いんでしょうか、そういう印象があの言い回しによって強調されるんですよね。そのおかげでマステマの底知れなさや人智の及ばなさみたいなものが明確になってるな、あのセリフひとつでとんでもない強キャラ感出してきたなと、つまりはそういう話です。

 

◆『ワールドトリガー』第161話「玉狛支部④」

 毎週金曜日に更新されるワートリ公式ページの次号予告動画で、異様にそわそわしてるレイジさんが映っていたので「ああもしかしてそういうことなのかな」と思ってはいたんですが、やはりレイジさんはゆりさんにお熱なんですな・・・。近界民に恋をしているとか、三輪あたりに知られたらもうボロクソに言われそうですが。しかしレイジさん、この悲しいほどの「分かりやすさ」はいっそ微笑ましいですね。ゆりさんも普通に気がついた上で「ふふふ」とか言ってるのではという感じがすごくします。

 そして気になるのが、クローニンが陽太郎のことを「若」と呼んでいる点なんですよね。陽太郎が近界民であることはもう疑いようがないと思うんですが、クローニンのこの呼び方からして、もしや陽太郎はどこかの惑星国家でかなり高い身分に生まれた子供なのでは? という推量もできそうだなと。まあクローニンは林藤支部長のことも「林藤殿」なんて呼んでいますから、彼の言葉遣いがやや時代がかっているだけという見方も普通にできるんですが。

 ゆりさん&クローニンの顔見世から、次回のB級ランク戦に向けた作戦会議です。次回の対戦相手が影浦隊・東隊・鈴鳴第一とのことですが、正直言って絶望感が半端じゃない顔ぶれですよね。すべての部隊が狙撃手を擁していて、エース級かそれに匹敵する近接攻撃手がいて、しかも影浦隊のゾエさんは炸裂弾の爆撃によって修のワイヤー陣を比較的簡単に破壊できるという状況です。しかも「あと2試合で影浦隊よりも5点多く獲らなければならない(その上で得点は多いに越したことはない)」という状況ですから、今回の玉狛第二は「影浦隊を最大のターゲットとして大量得点を狙いに行く」という、超攻撃的な方針を求められるんですよね。「修が待ち構え、千佳が追い込み、遊真が狩る」という現在のスタイルではちょっと達成しにくそうな方針なので、ここに加わるヒュースがどう働いてくれるかが見ものですね。

 個人的には、やはり盾トリガー「エスクード」がポイントになるのかなと。ヒュースのトリガーセットは大筋で烏丸のそれを踏襲した中距離万能手型のラインナップになっているので、一番の特徴は「エスクードを使う」という点なんですよね。

 ヒュースはエスクード採用の理由を「今の玉狛第二に足りない要素を考えた上のこと」と言っているわけですが、先に述べた「現在の玉狛第二のスタイル」と併せて考えると、足りない要素というのは「自分たちが作成した陣地に相手を"追い込む"手段」じゃないかと思うんです。

 いまの玉狛第二は、「千佳の爆撃によってワイヤー陣以外の地形を破壊しまくる」という手段で戦場のコントロールをするしかないんですよね。しかもこの方法は、vs香取隊・柿崎隊のときのような、「相手に狙撃手がいない場合」にしか使えません。居場所がバレた狙撃手は他の狙撃手の恰好の標的になりますから、射程持ち相手にこんな乱暴な地形変化攻撃はできません。

 そこで、エスクードによる盾(というより巨大な壁ですよね)を利用して、陣地周辺の逃げ道を寸断していくことで戦場をコントロールするというのが有効になってくるんじゃないかなと。もちろん、グラスホッパー持ちや那須さんみたいな軽業師には何の障壁にもならないわけですが、その場合は、エスクードを飛び越えるために浮いたところを千佳の鉛弾狙撃で撃ち落とす」という流れも見えてきます。しかし周りの部隊はむしろその流れをこそ警戒するでしょうから、結果的には無闇な空中移動ができなくなり、地上を制圧するエスクードがめちゃくちゃ邪魔になってくるわけです。エスクードを安全に無視するためには、別の道を探すか、地道によじ登るか、破壊するかしか無くなってくると。そうして徐々に玉狛第二の「陣地」で戦場を埋め尽くしていくと、そういう想定なんじゃないかなと個人的に考えています。実際の運用がどういうことになるのか楽しみです。

 そしてここに来て「城戸」の名前が玉狛支部で出てくるとは・・・。ちょっと現時点ではどういう謂れがあるのか想像もつきませんが、城戸司令のバックボーンについては「とにかく対近界民政策におけるタカ派である」ということしか分からないので、これも非常に楽しみです。

 

◆『レッドスプライト』第8話「ナルビオン王国」

 タツの兄弟の一人、アルフレッドの話でした。アルフレッドとゲイルマン、この二人の間に育まれた親子愛、あまりにも尊くないですか。しかもこれ、この二人のあいだだけに留まらず、ゲイルマン将軍とともに王国と心中しようとする「気のいい馬鹿者たち」をも含んだ、「祖国を愛する少年」と「少年を愛する祖国」の話でもあるわけですよ。「国のために若者が死ぬことなどあってはならない」とする老人たちと、「国のために、家族のために戦って死にたい」と本気で望む少年。若さゆえの逸りを諌めようとする老人たちと、聞き入れない少年。別にカミカゼ的な精神を賛美しようというわけではなく、こういう「愛ゆえのすれ違い」みたいな話に弱いんですよね。

 あとはまあ個人的に、先週見せてくれた「大量の銃を電磁力で動かして一斉掃射する」という戦い方がメチャメチャ格好良くてアルフレッドくん大好きになってしまったというのも若干あるんですが、それを差し引いても、今回の内容はアルフレッド掘り下げとして文句のつけようがないものだと思います。あとはエデニアの雷髄兵士集団「クルセイダーズ」との戦闘がド派手に面白ければうまいこと軌道に乗ってくれるんではないかという思いもあるんですが、この掲載順位だとなかなか厳しい戦いなのかもしれません。メチャメチャ応援してるんですよこの作品。なんとかしばらく様子を見てもらえる方向へ行ってほしいものです。というか現在のジャンプがどれもこれも面白すぎて魔窟すぎるんですよね。いい加減にして欲しい・・・。

 

 というわけで、今週の感想は以上です。

 全部書き始めるとキリが無くなるので特に厳選して感想を書いたつもりなんですが、それでもかなり長くなってしまいました。『ハイキュー!』についても書きたいけど今日はもう疲れ申したのでここまでにします。後日ハイキュー感想を追記するかも。

 ここまでお付き合い下さり、ありがとうございました。

 それでは。